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PriPri発達支援 発達障害の子が生きる世界とは

発達障害・音に困っている子の世界

2018.07.16

音がぐちゃぐちゃに聞こえる
普段、私たちはさまざまな音の情報を脳内で音源ごとに整理し、なんの音か聴き分けています。そして、そこから取捨選択して必要な音を聴いています。発達障害で聴覚に特性のある人は、脳内での音の情報処理に問題があるため、雑音が混ざり、必要な音が聴き取れない症状が比較的多く見られます。

音に困っている子の場合
音の洪水にのまれて、大事な音が聴き取れません

1 音が混ざって聴き取れません
自分と友だちの音の区別がつかないため、演奏どころではありません。音に困っている子は、それぞれ苦手な音があるほか、音程のズレや不調和な音をより苦痛に感じる傾向があります。

 

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2 突然の声かけに気づけません
演奏中に突然、話しかけられても、雑音にかき消されて保育者の声に気づけません。気づくのが遅れるため、話の最初のほうは聴き逃しがちです。

 

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3 指示を聴き逃し、行動が遅れがちに
保育者の指示を聴き逃し、行動がまわりの子からワンテンポ遅れてしまいます。そのため、「話を聞いていない」と思われてしまうこともあります。

 

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4 音楽の時間がトラウマに……
発達障害で音に困っている子には、音楽の時間を苦痛に感じる子が多く見受けられます。なかには、音楽の時間が始まるとわかるとパニックを起こし、その場から逃げ出そうとする子もいます。

YouTubeで聴こえ方の違いを体感できます
ここで紹介した音楽のシーンの音を再現しました。「定型発達の子」と「音に困っている子」の聴こえ方の違いを確認してみてください。

https://youtu.be/lIeIVu2_AhA
音源制作・監修/柏野牧夫(日本電信電話株式会社 NTTコミュニケーション科学基礎研究所)

監修/児童精神科医 岡田 俊(おかだ たかし)先生
名古屋大学医学部附属病院 親と子どもの心療科准教授。特別支援教育スーパーバイザー、特別支援学校学校医なども務め、発達障害支援に多方面から関わっている。著書に『もしかして、うちの子、発達障害かも!?』(PHP 研究所)、「発達障害のある子と家族のためのサポートBOOK」シリーズ(ナツメ社)など。

写真/磯﨑威志(Focus & Graph Studio)
モデル/仲田友紀子 北村凌駕 小吹奈合緒 前原幸來 万谷妃奈 嶺岸煌桜 宮崎歩夢
撮影協力/クレアナーサリー市ヶ谷(東京都)

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この記事が詳しく掲載されているのは  

PriPri特別編集 発達支援

14,15ページに掲載

保育雑誌PriPriでの連載開始以降、常に読者の反響が大きい「発達に課題のある子の保育」。その子どもたちの数は増加傾向にあり、保育者は対応に苦慮しています。本書は、PriPri特別編集!保育業界初の発達障害&診断名のついていない発達に課題のある子のための保育情報誌です。発達障害の理解や、製作活動時の具体的な支援、また、子どもの障害を受容する保護者を保育者はどう支えるかや、就学準備まで、知っておきたいテーマを網羅しました。各専門家による最新情報はもちろん、保育・教育現場の実例や、当事者・保護者のリアルな声など、写真やイラストをたっぷり使ってお届けします。

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