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PriPri発達支援 発達障害の子が生きる世界とは

発達障害・落ち着きがない子の世界

2018.07.23

自分の行動をコントロールできない
落ち着きがなく、注意力散漫で、待つことや行動を切り替えることが苦手。その特徴が、同じ発達水準の子どもと比べて明らかに認められるのであれば、注意欠如・多動症(ADHD)の可能性が考えられます。ADHDは脳の機能の偏りが原因なので、わかっていても自分で行動のコントロールができません。本人ももどかしさに悩み、不安を抱えていることが多いのです。

ADHDの子は、すべてのことに集中できないのではありません。自分が興味のあることには夢中になりすぎ、行動を制御できないために中断できなくなることもあります。

落ち着きがない子の場合
1 ひとつのことに集中できず、次々と興味が移ります
最初のうちは絵本を見ていますが、保育者がページをめくる音が気になり注意がそれました。

 

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2 ふと前の女の子の髪飾りが目にとまります。そこから、自分の世界に入ってしまいました

 

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3 再び絵本に集中しようとしますが、今度は保育者の後ろにある人形が目にとまります。

 

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4 絵本を聞いているというのに衝動を抑えられず、席を離れてぬいぐるみを触りにいきました。

 

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5 保育者に注意されてしまいます。みんなの視線が向けられてバツが悪いことでしょう。言動を制御できずに叱られることが多いので、自尊心が傷つき苦しみます。

監修/児童精神科医 岡田 俊(おかだ たかし)先生
名古屋大学医学部附属病院 親と子どもの心療科准教授。特別支援教育スーパーバイザー、特別支援学校学校医なども務め、発達障害支援に多方面から関わっている。著書に『もしかして、うちの子、発達障害かも!?』(PHP研究所)、「発達障害のある子と家族のためのサポートBOOK」シリーズ(ナツメ社)など。

写真/磯﨑威志(Focus & Graph Studio)
モデル/仲田友紀子 北村凌駕 小吹奈合緒 前原幸來 万谷妃奈 嶺岸煌桜 宮崎歩夢
撮影協力/クレアナーサリー市ヶ谷(東京都)

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この記事が詳しく掲載されているのは  

PriPri特別編集 発達支援

17ページに掲載

保育雑誌PriPriでの連載開始以降、常に読者の反響が大きい「発達に課題のある子の保育」。その子どもたちの数は増加傾向にあり、保育者は対応に苦慮しています。本書は、PriPri特別編集!保育業界初の発達障害&診断名のついていない発達に課題のある子のための保育情報誌です。発達障害の理解や、製作活動時の具体的な支援、また、子どもの障害を受容する保護者を保育者はどう支えるかや、就学準備まで、知っておきたいテーマを網羅しました。各専門家による最新情報はもちろん、保育・教育現場の実例や、当事者・保護者のリアルな声など、写真やイラストをたっぷり使ってお届けします。

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