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わが子が発達障害と言われて

保護者の障害受容を支える保育者サポート【2】

2018.09.03

保護者が障害を受容するまでの道のりは、決して平坦なものではありません。信頼関係を築きながら、保護者を支えるポイントを紹介します。

保護者と一緒に“作戦”を立てる。それが、やがて子どもの自立につながる
子どもにとって困ったことが起きたら、保育者と保護者は一緒にその子に適した解決策(作戦)を考えましょう。苦手なことはスモールステップで慣らしていくなど、いろいろな作戦を園と家庭で試してみます。作戦をたてる際は徐々に子どもも巻き込み、成長するにつれて困ったときに子ども自身が「どうしたらいいかな?」と考えて行動できるようにすることが大切。それが自立へとつながります。

保護者のタイプに合わせた対応を。ときには「待つ、引く、スルー」も必要
保護者は障害受容までの過程では、葛藤や混乱のなかにいます。だからこそ保育者は、保護者の表情やそぶりから心の状態を見ることが大切。例えば「敵意と恨み」の段階にいる保護者は攻撃的になりがちですが、それは不安を抑えきれないがゆえの行動。保育者は「私の対応に問題があった」と気にする必要はありません。少し時間をおいて保護者から声をかけてくるのを待ったり、一方的に怒りをぶつけてくるときは、じょうずに受け流したりすることも必要です。また夫婦間で認識がずれるケースも少なくありません。

一般的に障害受容までに母親は年、父親は7年かかるといわれています。このギャップの年間にお母さんは孤独を感じるので、保育者が味方になって支えましょう。もし保護者自身に発達障害の傾向が見られる場合は、やんわり伝えず、短いことばで的確に伝えます。

監修/徳田克己(筑波大学医学医療系教授)
子ども支援研究所所長。教育学博士、臨床心理士。専門は子ども支援。全国の幼稚園、保育園などを巡回し、発達障害のある子どもの保護者や保育者の悩みに答える。『こうすればうまくいく! 自閉症スペクトラムの子どもの保育』(監修/中央法規出版)など著書多数。

イラスト/妹尾香里 取材・文/麻生珠恵

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PriPri特別編集 発達支援

60,61ページに掲載

保育雑誌PriPriでの連載開始以降、常に読者の反響が大きい「発達に課題のある子の保育」。その子どもたちの数は増加傾向にあり、保育者は対応に苦慮しています。本書は、PriPri特別編集!保育業界初の発達障害&診断名のついていない発達に課題のある子のための保育情報誌です。発達障害の理解や、製作活動時の具体的な支援、また、子どもの障害を受容する保護者を保育者はどう支えるかや、就学準備まで、知っておきたいテーマを網羅しました。各専門家による最新情報はもちろん、保育・教育現場の実例や、当事者・保護者のリアルな声など、写真やイラストをたっぷり使ってお届けします。

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