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発達障害の基礎知識

発達障害にまつわるQ&A

2017.06.14

Q1 発達障害は治るの?

特性はなくならないが、適切な支援で「軽減・改善」は可能
発達障害の原因は、先天的な脳の機能障害であると考えられています。風邪やケガのように薬や治療で根本的に“治す”ことはできません。しかし、適切なかかわりや支援を幼少期から重ねることで、発達障害によって子どもにもたらされる生活上の困難が軽減され、より充足した豊かな生活を過ごせるようになります。

 

Q2 診断がつくのは何歳くらいから?

小学校入学前くらいにならないと確定診断は難しい
抱きづらさや視線の合いづらさなどから、保護者が「発達に問題があるのではないか」と感じ始めるのは、早いケースでは1歳未満のこともあります。しかし一般的には、ことばの遅れや多動傾向が顕著になってくる3歳以降に疑問を感じるようになることが多いようです。しかし、乳幼児期は特に発達に個人差が出やすい時期であるため、診断を確定するのが難しく、医療機関などで診断が確定するのは、一般的に5〜6歳以降です。

 

Q3 発達障害は増えているの?

社会の関心が高まるにつれ認知度も上がり診断数が増えた
「発達障害」ということばが一般に広く知られるようになったのは2004年の発達障害者支援法ができた頃からです。その後、発達障害に対する社会の関心の高まりとともに、認知度も上がりました。昔も今も発達障害のある人は一定数存在し、その割合は大きく変わらないと考えられます。とはいえ、発達障害が広く知られるようになったため、少しでも不安があれば、子どもが小さいうちから医療機関や療育に相談する保護者が増え、その結果、診断数が増加したと考えられます。

監修/佐藤 曉(岡山大学大学院教育学研究科 教授)
文/森 麻子 イラスト/中小路ムツヨ

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この記事が詳しく掲載されているのは  

PriPri プリプリ 2017年6月号

81ページに掲載

7月7日は“たなばた”。巻頭の七夕特集では、製作やクッキングなど行事を楽しめるアイデアをバラエティ豊かに揃えました。七夕飾り製作は、子ども達の興味や発達にあわせて選べます。職員劇は動画も公開中!雨の多いこの時期は室内活動も増えるころ。あじさいや傘など梅雨ならではのモチーフを作ってあそびませんか?0・1・2歳は「運動あそび」「食育」「保護者対応」の3本柱。特に食育では保育の中で野菜と触れ合う大切さや栽培方法を紹介します。

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