保育を深める

実例で考える保護者対応

イヤイヤを保護者と乗り切るには?

2018.02.28

イヤイヤする子の気持ちに寄り添う対応を保護者に伝えましょう

1歳を過ぎると、だんだん自己主張や反発が激しくなります。園でも「お片づけしようね」と保育者が声をかけると「イヤ!」とかんしゃくを起こしたり、寝転んで「イヤ!」と全身で意思表示をする子もいるでしょう。自分の思い(つもり・考え)を大人に受け入れてもらえないとき、子どもは泣いて騒いで抵抗し、「どうして、○○しちゃダメなの?」と主張します。

これは子どもにとっては大きな心の成長で、自我が芽ばえてきた証(あかし)。「こうしたい!」「これが好き!」という明確な意思をもつことが、自立への第一歩につながります。さらにイヤイヤを通して葛藤を経験することで、子どもは何に対して怒っているのかと自分の気持ちに気づいたり、泣いても思いどおりにならないことがあるとわかったりします。

一方、大人はイヤイヤする子どもに対して「悔しかったね」「もっと○○したかったね」と、その子の思いをことばにして寄り添いましょう。そして、気持ちが落ち着いてきたら「でも△△ちゃんに、××してほしいんだ」と大人の思いを伝えるのも大切。そうすることで、子どもは自分の気持ちをわかってもらえる安心感を覚えますし、次第に自分の気持ちに折り合いをつけたり、我慢したりすることを学びます。しかし保護者のなかには、子どもがイヤイヤをすると怒って「もう知らないよ!」などと突き放す方もいます。また、手を焼いて子どもの言いなりになってしまう保護者も。そんな保護者の気持ちを理解したうえで、子どもとの適切な関わり方を伝えていくことも必要です。

菜の花保育園 主任保育士 石田幸美先生
地域の保護者の声に応え、志を同じくする保育者と11年前に同園を設立。「子どもの湧き出る思いを大切に!」をモットーに保育にあたる。

取材協力/菜の花保育園(山梨県甲府市) イラスト/おのでらえいこ 取材・文/麻生珠恵

0・1・2歳児 イヤイヤ期 保育を深める 保育者応援 保護者

この記事が詳しく掲載されているのは  

PriPri プリプリ 2018年3月号

74ページに掲載

1年を締めくくる今号は、「入園式&新年度準備」特大号!新入園児を明るく迎える入園式の部屋飾りや写真で残す記念フォト、新入園児へのプレゼント。また、毎日の登園が楽しくなる新年度スタートグッズや入園シアターなど、年度初めにすぐに使える保育アイデアを詰め込みました。 また、来年度から施行される新要領・指針について、2月号の”幼児編”に続き、今号では”乳児編”を、マンガでわかりやすくご紹介します。

他のアイデアを見てみる

「保育を深める」が気になるあなたにおすすめ

ページ上部に戻る